FXは損益計算が大事
FXで勝ち残るためには「自分で損益計算をする」という習慣をつけましょう。
たとえば、ポジションを持つならば「為替レートがどのくらい動いたら、損益はどのくらいになるのか?」を意識しましょう。
1万通貨保有していた場合、1円の為替の動きで1 万円の損益になります。
レバレッジを何倍かけているかによって、損益の額も変わってきます。FXの口座管理画面には、ポジションの保有量に関しての計算を行ってくれます。
これは「現時点での計算」であり、将来の予測ではありませんので、自分でシミュレーションができるように、慣れておく必要があります。
「自分がどのくらいの損失まで耐えられるか?」を考えておき「自分の耐えうる限界値に到達するのは、為替レートがどのくらい変動した場合か?」と逆算ができるようにしましょう。
このような損益計算を常に行い、「このまま取引を続けていって、マージンコール、ロスカットになる危険性は無いか」を、自分から確かめる習慣をつけましょう。
この計算は、FX初心者のうちには、どうしても狂いがちですので、資金に余裕がある範囲での取り引きを心がけましょう。
不安が強い人は、FXデモトレードを利用して、損益計算になれる、という方法もあります。
FX口座からマメに出金する
FXを続けていくと、利益が出て行きます。
利益は、できればFX口座にそのまま資金を残さず、半分くらいは銀行口座に預け替えをしましょう。
FX会社に預けたままの資金は、元本保証がされません。
FX会社が破たんした場合や、大きすぎる損失を出した場合など、投資用の資金を、一気に失ってしまうケースもあります。
複利での運用を行いたいから、としてそのままFX口座に資金を残しておく人もいますが、できれば利益の一部は、銀行などの口座に預け換えて、確保するようにしましょう。
FX会社によっては、入金はすぐ受け入れてくれるのに出金は遅い、というケースがあります。
事前に、出金してもらえるタイミングを知っておき、自分がお金が必要となるタイミングを図って、出金することが大事です。
FX口座に資金を全額残していると、「いくらの元手で、いくらの利益があがったのか」が、曖昧になります。
資金管理をきちんとするためにも、出金して銀行へ預け換えることを、心がけましょう。
FX口座から、自分の銀行口座に出金してもらう場合の手数料はFX業者によって異なります。
FX会社が負担してくれる場合と、その手数料を差し引いた金額で出金する場合などがありますので、事前に確認をしておきましょう。
FXの注文と決済
FXで勝つためには、基本的に「安く買った通貨を、高く売る」ことができれば良いのです。
「高く売った通貨を安く買い戻す」という方法もありますが、FXに慣れるまでは、無理に「売りから入る」方法に挑戦する必要はありません。
FXは定期預金や社債のように「満期日」が決まっていませんので、自分で決済をするタイミングを決めることになります。
FX の場合、数秒~数分しかポジションを持たない取引も可能です。
逆に、いつまで持っていてもかまわないということになるので、スワップ目的で長期間、保有し続けて利益を出していくことも出来ます。
注文・決済のタイミングを、うまく計ることができれば、FXで稼ぐことが可能なのです。
理想的なのは、相場の底で買って、相場の天井で売るということですが、そこまでうまく行くことは、滅多にありません。
相場が上り調子のときに買って、天井かと思えるときに売る、という方法がよく行われます。
そのためには「これから相場がどう動くのか?」を予測する必要があり、成功する投資家は「予測すること」「予測が外れた場合の対処を講じること」が抜群にうまい人、と言えるでしょう。
相場の値動きを予想するために、テクニカル分析、ファンダメンタル分析などの様々な方法が使われているのです。