FXの取引ツールで会社を選ぶ
FXは「インターネットとパソコンを使って、オンライン取引をするもの」というイメージがありますが、実は取引ツールはそれだけではありません。
他にも、固定電話、携帯電話などを利用する方法があります。
パソコンで入力をすることに不慣れな人は、チャートなどの確認はパソコンで行い、電話で注文をするという方法でFXを行っている人もいます。
電話での注文内容・オペレーターとの会話は、たいていの会社で録音をしていますので、後で「言った、言わない」のトラブルが起こることも少なくなっています。
一方で、個人投資家に人気が高いのは、パソコン上で取引をする方法であることは、間違いありません。ほとんどのFX会社では、パソコンとインターネットを使っての取引ができますが、もしも「自分のパソコンが壊れた」「加入しているプロバイダがメンテナンス中」などの事情で、インターネットが使えない場合にも、携帯電話でのレートの確認・発注、電話での取引など、他の方法が使えると便利というケースもあります。
ご自身にとって「最も利用しやすい取引ツール」を提供しているFX会社を選ぶと良いでしょう。
また、FXは1社だけに限って取引をする必要はありませんので、複数の会社との取引を考えるのも、リスク回避に役立ちます。
FXで損失を出したら
FXで成功している人でも、そのほとんどがFXで損失を出した経験があります。
ただ、長い目で見ると利益を上げていく人と、損失を拡大してしまって、FXを続けられないほどの状態に陥る人に、わかれます。
なぜでしょうか? 分かれ目はどこにあるのでしょうか?
一つの分かれ目としては、損失を出したときのトレードの仕方にあります。
成功していく投資家は、損失を出した後には「できるだけFXから遠ざかり、休憩を取る」ことをします。
少しでも通貨量を少なくし、次に損失を被っても多額にならないように、工夫します。
こうすることで、資金面、精神面を楽にするのです。
また、これまで利益をあげてきた投資ルールが、利益を出せないルールへ変わってしまったのはなぜか? を冷静に分析します。
投資ルールは、永久不変のものではなく、時々は見なおすということが、必要です。
FX取引に関して、自分で感じたことをノートに書きだして、反省をするということが大事です。
こうして、自分のルールを、新たな利益が出せるルールに変えていくことができるのです。
FX取引には、損失はつきものと割り切り、冷静に反省をして、次につなげましょう。
損失を「投資資金の10パーセント以内に抑える」ことを徹底していれば、FXを続けられなくなるほどの大損失を、一気に被ることはありませんので、FXは1年くらいは続ける覚悟で臨みましょう。
FXで損失を抑える仕組み
FX会社は、マージンコールやロスカットという仕組みを用意して、利用者の損失が拡大しすぎないようにしています。
利用者の側もマージンコールやロスカットを受けないような、安全圏での取引をすることを、心がける必要があります。
マージンコールとは、追加保証金のことです。
FXの口座に預けている証拠金から、含み損を引いた金額が、一定の割合以下となった場合、FX会社から「もう少し証拠金を追加したり、ポジションの一部を決済したりして、損失に耐えられるようにしてください」との注意喚起があります。
「一定割合」は、FX 業者によって異なりますが、証拠金の50%というところが多いです。
また、FX会社によるロスカットとは、利用者の証拠金維持率がある数値より下回った場合に、FX会社によって強制的に保有ポジションの決済が行われるという措置のことです。
ロスカットを受けた経歴があると、そのFX会社を続けて利用することが難しくなったり、他のFX会社にも警戒されるという話もあります。
ロスカットされてしまう人の多くは、高いレバレッジを掛け過ぎている傾向があります。
およそ5倍くらいまでのレバレッジならば、ロスカットに遭う確率も低いといわれていますので、レバレッジの設定には注意をしましょう。