FXの注文方法をうまく使う
FX会社に口座を開くと、成行、指値、逆指値という基本的な注文方法のほかに、様々な注文方法があることに驚くでしょう。
基本的には「成行、指値、逆指値」をおぼえ、使えるようになれば、後の注文方法は徐々に使えるようになれば良いでしょう。
特にFXに割くことのできる時間が限られていて、昼間は本業に取り組んでいるため、FXから離れている、という人には「リスクを回避する」ために、逆指値注文を活用していくことが、必要です。
また、IFD注文やOCO注文を使っても、リスク回避はできますが、これらの注文方法が理解できないうちは、無理に使う必要はありません。
逆に、FXに専業トレーダーとして取り組んでいきたいなら、様々な注文方法を知ることが大事です。
実際に取引に活用するかどうか、ということは別として、専業のトレーダーには「自ら積極的に勉強する」という姿勢が必要です。
そのためには、様々な注文方法を知り、どのような場面で活用していけば良いのか、ということを自ら考えていく姿勢が大事なのです。
この場合も「理解できてから使う」という姿勢が必要です。
たとえば「トレール注文」などの方法が開発されていますが、これは難易度が高すぎ、ベテラン投資家でも使わない・使いあぐねているということが多いです。
このように「知っていても使わない」という決断も大事です。
リスキーな取引に挑戦
FXデモトレード(バーチャルFX)は、実際のお金を使わず、仮想マネーを利用して、FX(外貨証拠金取引)を体験してみようという初心者向けのシステムです。
このため、壊滅的な打撃を『あえて被ってみる』という体験をしておく子とも、可能です。
この失敗体験をしっかりと積むためには、FXデモトレードを選ぶ場合に、本トレードと同じ条件で利用できて、利用期間に期限がない会社のデモ版を利用すると良いでしょう。
また、実際にトレードを始めた後でも、有効活用できますので、使えるFXデモトレード(バーチャルFX)を確保して奥とよいでしょう。
特にトレーダーが失敗しやすいのは、レバレッジだといわれています。
取引の長短期をどうするか、ということももちろん重要ですが、FXデモトレードではともかく、いろいろなレバレッジで取引して、損益の出方の『感覚』を身につけるとよいでしょう。
ハイレバレッジでのトレードは、取引を続けていると、ほとんどの場合強制ロスカットにかかる瞬間があります。
このことを体験しておくとよいでしょう。
こうした失敗を繰り返して学び、ロスカットルールや損益計算など、現実の場面で役立つ『感覚』を身につけて、実際の取引に臨みましょう。
ローソク足チャートとは
FX取引で勝つためには、トレンドに乗るということが必要です。
相場が上昇しているのか、下降しているのか、これをつかむために、トレーダーは『チャート』を活用します。
しかし初心者にとっては、数十種類もあるチャートの中からどれを選べば良いのか、ということすら、分かりかねるという状態もあります。
そこで、【ローソク足チャート】の活用を提案します。
これは、多くの投資家が既に活用して、成功を収めています。
さらに、基本の【ローソク足チャート】に、使いやすい応用を加えるといった方法で、様々な新しいチャートが誕生しています。
また、【ローソク足チャート】は、株価や為替の値動きをわかりやすく視覚化したものとして、慣れているという面もあります。
ローソク足は、期間の区切り方が様々であり、1日の値動きを示すものは「日足」、1週間なら「週足」、1ヶ月なら「月足」、1年なら「年足」といいます。
これだけではなく「1分足」「5分足」「15分足」なども、使われています。
ローソク足は、陽線と陰線に大別されています。
陽線は、始値より終値が高く、通常は白か赤で表示され、上昇傾向にあることを意味します。
一方で、陰線は、始値より終値が低く、通常は黒か青で表示され、下降傾向にあることを意味します。
そして、実態(胴体)部分から出ている線を「ヒゲ」と呼びます。